こんにちわ、ハマケンです。
1週間ほど前になりますが、スマホやタブレットなどのデバイスを利用して、
小規模小売店などでもクレジットが容易にできるようになるサービスSquare(スクエア)が日本に上陸したNEWSが世間を賑わしました。
そこで、今日はざっくりとですが同じマーケットを狙う4社(Square、Coiney(コイニー)、楽天スマートペイ、PayPal Here(ペイパルヒア)を比べてみました。
一概に決済手数料が安いから良い!とも限らないかもですよ。
Square
Coiney
楽天スマートペイ
PayPal Here
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まずはこれらの意味から
オサレな雑貨を手に取ってレジで
「カード使えますか?」
と聞いて、
「すいません。現金だけなんです。」
と言われた事ありませんか?
もしくは、こじゃれたお店でご飯を食べた時に同じ様なシーンってありませんでしたか?
クレジット決済を導入していない小売店は実は2種類いる気がします。
1.CAT端末(カードを通して与信を取る端末)を導入するコストが高いから。
CATは安くても端末初期費用が2万位~で保証料が5万程。
後はランニングとして決済手数料が5~6%かかります。
2.CATがオサレで無いから。
これは結構多いと思う。雰囲気にこだわりを持って作った小売店に
無機質な端末は置きたくない話はよく聞きます。
後、結構デカイし。
レジなどを置かない理由もコレだったりします。
これらの小売店のニーズをばっちり捉えたのが、この4つのサービスになります。
決済手数料も(3.24%~5%)で抑えられ、初期導入費用は数千円。
さらにCAT本体は小さく、オサレです。
さてそうなると、ドコを選べばよいのでしょうか。
表にしてみた。(2013年6月26日更新)
Square | Coiney | 楽天 スマートペイ |
PayPal Here |
|
初期 費用 |
¥980(指定の銀行口座に1000円が振り込まれるので実質無料) | ¥0 (期間限定) |
¥2,980(楽天銀行の口座開設&ご利用で実質無料) | オープン価格 (¥1,200) |
決済 手数料 |
3.25% (手動オーソリなら3.75%) |
4.00%→3.24%(2013年8月21日より) | 4.90%→3.24%(2013年6月18日より) | 5.00%→3.24%(2013年7月1日より) |
取扱いカード銘柄 | Visa Master |
Visa Master JCB(セゾン) AMEX(セゾン) JCB(医療・自動車の業種限定) AMEX(医療・自動車の業種限定) |
Visa Master JCB(楽天カード) 2013年秋よりJCB,AMEX,DINERS,DISCOVERが追加 |
Visa Master AMEX |
入金期間 | 三井住友銀行 →翌営業日の昼。 それ以外 |
月最大6回実施 (参照) |
楽天銀行 →翌日。 それ以外 |
入金はペイパル アカウントに即日。 引出が可能になる までは、最短3日。 (参照) |
対応端末 | iPhone iPad iPod touch Android (参照) |
iPhone iPad iPod touch Android (参照) |
iPhone iPad iPod touch Android (参照) |
(SoftBank製) iPhone iPad Android (参照) |
んー。多少違いが出てきましたね。
初期費用に関しては、差別化にならなさそうですね。そんなに差が無い。
基本的にこの決済手数料は、丸々4社の利益になる訳じゃありません。
Coineyを例にとれば、¥10,000の決済があったら、400円がCoineyに
行くかと思いきや、Coineyは恐らくUCに手数料(これも恐らく3XX円位)を払うので、
数十円が手元に残る感じ。(だと思う・・。違ったらゴメンナサイ・・。)
最近Visa,Masterの手数料が安くなったと言う噂も聞いた気もしないこともないが・・。
ま、それ位の薄利です。要はどれ位のシェアを取って使っていってもらうかが重要な
ビジネスモデル。
となると初期費用で数千円でも貰っておくのは、母数を増やす上でかなり旨みがある。
が、まずは使って欲しい!広がって欲しい!と言う気持ちから初期費用が無料
なのかとも思う。
PayPal Hereに関しては、SoftBankショップで端末を購入するので、最終的に
iPhoneかiPadに繋がれば更に良いよね!という感じ。
決済手数料は結構違う。
ランニングコストそのモノになってくるので、これは安い方が良い。
Squareの3.25%はスゴイですね。
※記事を書いた当初はブッチギリの一位だったんですが、この2週間で状況は大きく変化。
現時点では、楽天、Paypal Hereの3.24が最安です。
カード銘柄は基本Visa,Master。AMEXはPayPalだけ。
楽天カードは意外に持っている人多いんじゃないかな。
楽天カードはJCBがあるので、密かに国内じゃ強い。
Coineyが最近セゾンと提携したからJCB、AMEXが入ってくるかも。
AMEXは楽天は2013年秋からOK。Coineyはセゾンカードなら大丈夫です。
JCBに関しても、楽天スマートペイは楽天カードならOK(2013年秋からはJCB本体もOK)。
CoineyもセゾンカードならOKです。
入金は現在ではまだCoineyの一人負け。
小規模小売店は自転車操業的な所も少なくないだろうし、即入金は安心感が違う。
ただこれは加盟店契約先のネットムーブ株式会社から振り込まれる関係上、
締日の問題だと思われるので、その辺の条件に関しては今後変わる気がする。
入金申請後、5営業日後とすれば十分戦えると思うけどな。
ここは大きく訂正。
下記の記事でも書きましたが、Coineyの入金スパンはものすごく緻密で使いやすくなりました!
『Coineyが決済手数料を3.24%に!でもCoineyの強さはそこじゃないんだよ!的な。』
対応端末に関してはPayPalHereにハテナマークが・・。
AUのiPhoneとかiPad使えないのかな??
何かあっても保障外になるのかな。。
結局どれが良いのか?
現状で選択するならば、Squareだろうな、と思います。
入金スパンの短さと決済手数料の安さはやはり魅力。
6月26日時点で再考すると楽天スマートペイかな。
決済手数料が下がった点を考えると入金スパンは一週間以内であれば問題ない。
個人的には日本企業であるCoiney、楽天に踏ん張って海外へのお金の流出を防いで欲しい。
ま、これ位の大きさのCATで導入費用少ないなら複数持つと言う手も有り(ありか?)
かも知れないですね。
Squareはレジも展開しているのも大きな魅力の一つ。
イメージ的には、Coineyとユビレジがくっついた感じだと思う。
ユビレジと提携したりすると面白そうだけど、どうなるかな。
頑張れ、Coiney!!
いや、冗談抜きで応援する。
CoineyのCAT端末もすごくコダワって作っていて、ユーザー視点なのが個人的には刺さる。
非接触決済が増えてくる中、最終的にお金を払う人の習慣を崩したくない姿勢であったり、
スワイプの感触を突き詰めたりするのを、たった少人数でしているのはスゴイし、応援したい。
まだまだカード銘柄も揃いきっていないし、レジ連携なども出揃っていない。
楽天が2013年秋よりJCBなどの主要ブランドを全部そろえたと発表しました。参考記事↓
『スマート決済戦線に異変あり!楽天スマートペイがJCBと加盟店契約を締結。最有力候補に浮上か?!』
さらにiPadレジのユビレジとの連携も発表済みです。↓参考記事
『ついに来た!iPadレジアプリ「ユビレジ」と「楽天スマートペイ」が連携!』
今後の4社の流れに注目です。
それでは。