こんにちは!ハマケンです。
2022年に娘が中学校受験をいたしました。2021年4月時点で時に4科合計偏差値が35となってしまった娘が、どうやって12月の模試で首都模試で4科72,合不合で60台となっていったのかを何回かに分けて教えます!
まず最初は失敗しない塾選びについてです。
選ぶ塾は目的に合わせることが重要。
塾選びにまず一番大切な事は、目的となります。
当然「合格」と言うのが目的ではあるのですが、もうちょっと具体的にどのレベルの学校に、どう言った学校にと言った精度での目的設定をしてください。例えば、「あまりお金をかけずに、首都模試偏差50~60位の学校に合格させたい」と言った感じです。
要は、受験塾は合格をさせる為に親としては投資する訳なので、無駄な投資を避けるためにも、まず目的をはっきりさせる事が重要です。
新小学6年生となる方に関しては、最後の塾選びのタイミングが今月となりますので、焦らず目的をはっきりさせましょう。
どの学校を受験させたいのかを親子共々明確にしていく時期でもあるので、明確にしつつ塾を選択する流れで良いと思います。
塾を選ぶための重要な順番は以下の通りです。
- 全体ビジョンとしての少し具体的な目標校を設定しましょう。
- 学校候補を知りましょう。
- 一番は入れたら嬉しい学校を目標に塾を選びましょう。
まずはこれで良いと思います。
合格校から逆引きしましょう。
さて、上述の3番を先に解説します。何故かというと、学校選びを先にする重要性を知っておいてほしいからです。この理由があるから、塾は慎重に選べ!と言っていると解釈してもらっても良いです。
結論から言うと、塾の合格実績から逆引きしていく事は結構おすすめです。
注意点としては、塾公開の実績は、1人の出来る子が複数有名校を受験して合格実績にカウントされている場合もあるので、多数なのか、少数なのかは解りにくいので注意が必要です。
しかし、合格した事実は事実なので、参考にはなります。
各塾のHPなどには、令和4年度の実績も書いてあるので、それを確認しましょう。
おすすめの理由としては、受験させたい学校が決定しているのであれば、合格させた実績とカリキュラムがあると言う事でもあるからですね。
例えば、令和4年の都内受験で化け物倍率となった広尾学園小石川中学校。合格者209の内、SAPIXの合格実績は137。日能研は28。
となっています。こうなって来ると言おうとしている事は何となく伝わるかなと思います。
小石川は極端な例ではありますが、行きたい学校において実績があるのは、カリキュラムや対策ノウハウがあると言う事と直結しますので、塾選びの参考にしていただければ幸いです。
学校の選び方。
となると学校選びと言うのは、塾選びの点でも非常に重要になりますし、最終のコスト算出も役に立ちます。
学校によって、学費は異なりますし、塾が異なると言う事は授業料が異なりますから、学校が決まれば凡そ最終までにかかる費用が見えてきます。お金は有限ですから、バランスをとりながら選択していきましょう。
さて、学校の選び方ですが、個人的には「偏差値で選ぶな」を声を大にして言いたいです。
具体的に候補を洗い出すための3STEPをご紹介しましょう。
前提としては以下です。
- 偏差値で選ばない
- 噂を信じない
- 他人と比較しない
- 世間体とかプライドとか一番無駄。
この前提すっごい重要ですからね。絶対忘れないでください。
最終的に自分たちを納得させてくれるのは、この前提が必須条件となります。
STEP.1 条件を書き出す。
最初は子供と折角なので、色々と話しながら、条件を出してみてください。
その中で「絶対に外せない条件」と「100歩譲って大丈夫な条件」を分けてください。
お子さんと会話される時に「将来何になりたい?」とかを聞くと、本当かどうか分からない事が出てくる可能性もありますので、
具体的にどう言ったアプローチをすれば良いのかを知りたい方はお子さんに対して、以下をしてみてください。
私の娘の場合は「誰かと協力しあって、他人の為になる事をして、喜びたい。その喜びを色んな人に提供したい」
と言う事が洗い出されました。
それを前提に学校選びの条件を書き出します。
単純に共学か、男子校か、女子校か?と言った事かや部活動の内容、親としては食堂の有無なども条件として取り合えずどんどん洗い出していきましょう。前述で洗い出した条件としても確認をしておきましょう。私の場合は、何かを創って価値提供していくと言う娘のやりたいことから必要そうな素養として、「自分から積極的に考えたり、発信する様な仕組みがあるか」を条件に入れました。
STEP.2 通学圏を書き込む。
受験雑誌などを買うと、ついてくる中学校地図。あれを使って、自宅の最寄駅から実質通学が可能な距離感にある学校を円を描きながら区切っていきます。引っ越し前提であればする必要もありませんが、そうでなければ、合格した後概ね6年は通う事になるので、お子さんの負担にならない様にDoor to Doorでの時間で考え円を引いていきましょう。今年新しくできる学校などもある可能性はあるので、その都度記入していきましょう。
エリア内で、STEP1で洗い出した条件で引きあたった数を確認していきましょう。ただしSTEP1で洗い出した条件での「絶対に外せない条件」に関しては、全項目一致が必須なので、その点は注意。
STEP.3 スコアリングしよう。
最後はスコアリングです。ここまでで何個か学校が出てきていると思います。私の場合は12校位でてきていたかな。
スコアリングはエクセルなどで、A列に中学校名を並べ、横軸に露骨に現実を描いていきます。
私の場合は、家からの通学時間、初年度学費、次年度学費、合格可能性(現在持ち偏差と80%合格偏差で計算)、子供の意欲度、条件一致度を設定し、各項目に重みづけをしました。私の場合は合格可能性を1.4倍、子供の意欲度、通学時間を1.2倍でスコア付けをしました。
合格可能性の重みを増やす事で今後一年間に渡り更新していく事で、総合順位に意外な変動がでてきたりするので、年末までしっかりとつけていってください。
塾を最後に選ぶ前の注意点
さて、ここまで目標を設定し、目標に合った学校を選択し選んだ学校に対して合格している塾を選びましょうと説明をしてきました。基本はそれで良いのですがここで注意点をチェックしておきましょう!
- その塾は子供に合っていますか?
親として、子供が行きたいと言っている中学校に合格を勝ち取らせたいは、少なくともどの受験親としても持っている願望です。ただし子供の性格を無視して塾を選ぶとエライ目に合います。例えば4大中学受験塾と言えば、四谷大塚、日能研、早稲田アカデミー、SAPIXとなります。
正直SAPIXは頭抜きん出ていて、都内の難関校の合格率、合格数ではTOPになると思います。
ですが、それだけ子供も親も本気でついていかないとマジで投資の無駄になります。
早稲田アカデミーは言ってしまえば、体育会系のノリなので、合わない子は本気で合いません。
日能研は幅広い偏差値の子を集めていますので、一クラスの人数も多く、校舎によってかなりカラーは違います。四谷大塚は老舗中の老舗。全体的にもバランスが取れていますが、四谷大塚カリキュラム遵守の塾よりは正会員を目指してまずはエントリーすることがおすすめ。
といった風に塾によって、子供のノリが合うかどうかは成長曲線に大きく関わるので、しっかりと親が見極めてください。
・お金めっちゃかかりますよ?
中学受験は入学した後も滅茶苦茶かかりますが、入学前の中学受験塾もメッチャお金かかります。
4大塾ではなくて、近所にある塾でコストを抑えるという手も考えられなくはないけれども、
合格を勝ち取るには、それはそれでかなり努力しないと難関校はまず無理だと思います。(天才キッズ除く)
塾に入れる以上継続必須なので、どれ位月額がかけれるのかは知っておいた方が良いです。
SAPIXの小学6年クラスとかは確か6万近くかかりますからね、勿論それだけのコストでは無いので、親としては覚悟が必要な額になります。
・その他注意点
その他の注意点としては、塾変更は新小学6年生になる前月(つまり2~3月)となるという事と塾の場所になります。前述でも出ましたが、日能研などは随分校舎によって色が異なります。実績も当然異なってきます。ただし遠い場所だと送り迎えだけでも家族はクタクタになります。その状態で家庭学習を更にできますか?場所は結構重要です。
まとめ
いかがだったでしょうか。学校を考える→塾を選択する。と言うのは最終的な合格可能性を少しでも引き上げていくには非常に重要です。
周りの評判はある程度無視しながら、限られた有限の時間(どこでどう過ごそうと同じ1秒は1秒)なので、目的に近づくためのSTEPとして参考にしていただければ幸いです。
理想の塾があったとして、高額な場合は続けさせてあげられないリスクや子供がついていけないリスクもあるかと思います。
塾の時間帯によっては送り迎えや、塾によってはお弁当などの準備が必要なこともあります。
最終塾を選ぶ時に、そのリスクにおいては対抗策も同時に検討しておくことが重要ですし、○○だから、この塾には通わせられないと言った環境要因に関しては、抜本的な家庭としての動きを変えることで対策できる場合もあるので、中学校受験の優先順位自体を必ず家庭内で話し合ってくださいね。そう言った事から「中学受験=チーム戦」と言われる意味が少し見えてくるのではないでしょうか。
この話はまた後日。
それでは。よろしければ、Twitterのフォロー、SNSなどでのシェア、よろしくお願い致します。
良い受験生活を!