こんにちわ、ハマケンです。
2012年はソーシャルメディア元年と言われました。
多くの企業がFacebookで企業ページを持ちましたが、何となく発信している企業が大半で
未だにどう使っていいのか解らない(何が解らないのかも解らない)と言うのが現状の様です。
60-minutes.bizでは、ソーシャルマーケティング担当者に向けて
出来るだけ解りやすく事例を伝えていきたいと思います。
今日は東急ハンズさんです。
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まずは現状把握から。
Social Insightから情報を引っ張ってきました。
ページいいね!の数はまもなく18万2千人にリーチする様です。
Facebookブランドチャートによれば、
27位となりますね。現在はもう少し変動しているかもしれません。
しかし、一月半で1500ページいいね!が増えていくのは羨ましいですね。
ファンの構成比率は、6:4で男性。
海外の比率は極小ですが、アメリカ、中国の順番でファンが多いようです。
ほぼ日本で当たり前と言えば、当たり前ですね。
投稿頻度のグラフです。
ほぼ平日は確実に1~2本を投稿。
多くても3本ですね。
土曜日もアップしているんですね。担当者は大変です。
結構企業アカウントでは土日は休日の会社も多いのですが、
ハンズが小売店業の為、土日の効果は高いのかもしれませんね。
ここ最近で一番いいね!が付いた記事は以下のモノ。
東急ハンズ熊本店の
オープン初日。くまモン名誉店長の画像が載っている記事です。
何これ、超かわいいw
FBの平均エンゲージが0.22%と言われる中、ハンズのエンゲージは0.43%(2013年4月時点)は高い。
その中で、この記事のエンゲージ率は1.14%(激熱!)は高い数値。
東急ハンズを取り巻くソーシャル環境
東急ハンズは元々Twitterのアカウントに比重を置いています。
店舗毎にアカウントを持っているようです。
mixi,独自ブログ,Youtubeチャンネルなども持っている様ですが、中心はTwitter。
運営は複数の部署を横断する形でソーシャルメディアに興味を持つ人が担当し、
自主性に基本的には任しているそうです。
詳細にはヒト、モノ、コトで対応する部署を変えているという事。
てっきりソーシャル専門の人がいるかと思いましたが、違うんですね。
東急ハンズは、全ての人間が店舗経由の現場上がりの方が多いので、消費者目線でのツィート、
記事が掲載できるのは強みですね。
企業ソーシャルは実際の商品やハコを持っている企業の方がネタも書きやすい傾向にありますが、
東急ハンズは、扱っている商品にも特色がある為、強力です。
書き方のスタンスもナイス。
何と言うか、いいね!を押したくなるし、コメントを書きやすい隙がある感じですね。
やっぱり「らしさ。」があるのが良いです。
『自分が思う「自分らしさ」と他人が思う「アナタらしさ」は違う』
でも思った事をかいてあるので、よろしければ「らしさ。」について考えましょう。
コメントなどが付いた場合は、「いいね!」を押していく事を基本としていて、
「海外に送ってくれるの?」的な質問には的確に英語で返信しているところからも
運用ルールが見え隠れします。
youtubeでチャンネルを持っているのも特徴的。
コチラはサブドメインのハンズTVコンテンツ(http://tv.tokyu-hands.co.jp/)と連動しているようですね。
ソーシャルメディアはファン創りの視点で捉えていて、KPIの設置は現時点では行っていないことは、ハンズの企業性をよく表してる気がします。
そもそもソーシャルは魔法の杖でも何でもないし、そんな直接CVに結び付くものでもないので、KPI設置されても微妙ですよね。
積極的なソーシャルアピール
東急ハンズのTOPにも積極的にTweetのストリーム表示やいいね!BOXが設置されています。
以前『Facebookの「いいね!BOX」を設置してみた。』でも記載したのですが、
いいね!BOXはFacebookページの数をオーガニックで増やすには最も重要な手順の一つ。
社内調整など色々あるでしょうが、ソーシャル担当になったならば、絶対にやりましょう。
ページのフッタ部分にも導線が。
社内でソーシャルを開始する時に意外に通らないのが、広告費。
まずは実績(いいね!やエンゲージ率)が必要な事が多いので、
導線を増やす箇所を一つでも増やしましょう。
契約後にお客様に送る資料、メール、レシート、袋。
コンタクトポイントになりそうな場所があれば、見せ方も考えながら設置していきましょう。
いかがでしたか?
少しでもソーシャル運営の参考になればウレシイですね。
60-minutes.bizのいいね!BOXも下に設置してあるので、
ついでに「いいね!」してくれると非常に助かります。
それでは。