こんにちわ、ハマケンです。
先月末より、トイレットペーパーがデマの影響で品薄が続いていましたが、今週にでも解決しそうですね。実際近所の小売店では普通に販売され始めていて、開店時に並んでいる人も少なくなってきました。
経済産業省の方では各製紙会社の直近の在庫情報を画像で報告しています。
[ 参考 ]その他COVID-19関連の記事はこちらです。
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- 台湾政府、一旦マスクを全て買上げ、マスクの供給を管理へ。
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トイレットペーパーの供給のネックは問屋から小売店への物流
トイレットペーパーは散々情報が出ている通り、在庫は十分にあります。
製紙業者10社の在庫は、「全国民の3週間にあたる3億5000万ロール」あり、生産も続いております。
デマとなった原材料中国説ですが、輸入している元は北米、南米が中心であり、中国には依存していません。
ちなみに年間供給の109万トンの内訳として、国内生産は106万トン(97.7%)となっておりますが、国内生産の原材料の内訳としては国内古紙が60%,輸入パルプ材が40%となっています。
今後、北米南米からのパルプ輸入が厳しくなった場合に生産が減る可能性はゼロではありませんが、前述の通り、在庫が全国民の3週間分ありますし、原材料の輸入自体も通常は「輸出前、輸出中、生産工場着」と3つの時系列に別れて原材料が切れることなく回っている事から、心配は無いでしょう。
配送も強化されており、現在、一日あたり2000万ロールの輸送が、倍の4000万ロール (330万世帯に12ロール1パックの量) となっているので十分すぎますね。
じゃ、なぜ小売店に十分な数が並んでいないのか、と言うとこれは問屋が回っていないからでしょう。
問屋は情報、物流、決済を機能として持っていますが、この物流部分が現状トラック運転手の不足などにより、影響を受け小売配送のボトルネックになっているとの事。
»トイレ紙の配送急増 業者は苦慮 県内 買い占めや運転手不足影響 | 社会 | 新潟県内のニュース | 新潟日報モア
基本、製紙会社は直販ではなく、問屋経由での販売が多いそうなので、そうなっていると。こう言う所からも、まだまだ物流を含めた商流には、まだまだビジネスモデルを構築できる余地があるでしょう。
結局、物理的なトラックと運転手が存在していて、タリフがあると言うことからもイノベーションが起こしにくく、楽天送料無料問題みたいのが起こります。
それはさておき、早ければ全国的にも今週中に落ち着きを取り戻しそうです。
それよりマスクと消毒液の方が深刻です。
マスクは、メーカーが24時間生産体制となっていて、2月末には週での生産が1億枚を超えたそうです。政府はメーカーに増産を働きかけることと輸入量も増やし、今月は6億枚以上の供給確保を目指しているとの事です。
»シャープがマスク生産、政府要請受け=報道 _小売・物流業界 ニュースサイト【ダイヤモンド・チェーンストアオンライン】
消毒液は、 メーカーが、増産に取り組んでいるものの、2月は昨対比で180%の増産体制となっている様ですが、まだ見ませんよね・・。
こちらは容器の供給が不足しているのかな?
»【独自】消毒液の増産要請 メーカーに対して政府が – FNN.jpプライムオンライン
こんな時でこそ、冷静で、できるだけ正確な判断をしたいものです。
少なくとも食料品の買いだめなどは、意味ないですし、生理用品とかは本当に必要な人が購入できないが一番困りますからね。
それでは。