こんにちわ、ハマケンです。
先日抱えていたプロジェクトがリリースされまして、本番直前のこの2週間は流石にブログに時間を割けずにいました。(年齢を感じます。)
さて、本日はCOVID-19の影響により深刻な影響を受ける小売業、飲食業。
GWも外出自粛という事で、普段なら活気に沸く都市部や観光地も軒並み売上にならず、悔しい思いをされていらっしゃるオーナーも多いかと思います。
こう言う時だからこそ、新しい事を考えるとともにお客様が何を求めているのかを見定め、今に合わせた情報の提供をしていかなくてはなりません。
今一度ここは冷静にやれることをしてみませんか?
色々海外のサイトや記事、実際に色々触っていて感じた7つをご紹介します。
身の回りの最新の情報を得ましょう
世界中の小売業、飲食業がお客様が来なくなったり、感染を恐れる事により営業時間の短縮や臨時休業になっています。お客様も基本的には家に居る事が多く、必要最小限の事でしか外出はしなくなっています。
その事実は裏を返せば、「家で情報を取得する事が多くなり、WEBでの発注が増えている」と言う当たり前の事実になります。
その為、小売業や飲食業は、今まで以上にWEBの情報の発信を丁寧に、リアルタイムに行っていく必要があります。
まずは、あなたの業界内のニュースや顧客の検索ニーズがどこにあるのかをしっかりと把握しましょう。緊急事態宣言下では、今までと同じと言う訳にはいかないかも知れませんし、新たなニーズが生まれている可能性は高いのです。
その為に便利なツールと言えば、Google TrendsとGoogle Alertです。
Google Trendsは県とカテゴリを絞り込み、検索ソース元を見る事ができます。
過去7日間以上の日付を絞る事でどれ位検索のボリュームが上がってきているか?などを確認をする事ができます。
上の画像は東京都、ショッピングでGW期間中を絞り込んだものですが、5月10日の母の日に合わせて、キーワードがかなり増えて来ていたことが解ります。
今はWEBでしか買い物ができない人達が多いので、WEBでのギフトなどを用意したり、普段では中々出来ないくらいの手間をかけてラッピングなどをしても良いかもしれません。
この様にお客が今何を検索しているのだろうと急上昇しているワードを拾うには良いかも知れません。
次にGoogle Alertです。
Google Alertは気になるキーワードを設定しておく事で、WEB上での最新のNEWSをメールで送信する事が可能です。SLACKなどを使われている方はGoogle Alertを使うアカウントのGMAILをSLACKと連携しておくとスムーズに情報が拾えてよいかもしれません。
この様にTrendsで気になるワードをチェックし、念のためAlertで横の最新の情報を手に入れる。
これがまずは最低限やっておきたい情報を得ると言う作業です。
あなたのお店の情報を伝えよう
あなたはGoogle MAPで検索した際に、上画像の様に店舗情報を観た事はありませんか?これはGoogle マイビジネスを利用しているのです。
COVID云々に関わらず、このGoogleMAPに店舗情報を載せておくことは必ずしておかなくてはならないと思う。
特に新興住宅地であったり、再開発地域などの新規の流入住民が増えていたり、する箇所では必須です。街に来てまだ日が浅い方は必ずと言って良いほど、GoogleMAPで回りに何があるかを確認するからです。
Googleマイビジネスの登録の仕方や使い方はWEB上に親切な記事が沢山あったので、当記事では割愛するが、簡単にできることだけを伝えます。
- 店舗のビジネスプロフィールが登録できる。
- 店舗の営業時間や混雑が登録できる。
- 簡単な記事投稿ができる。
と言った感じです。
お客様からすると、このCOVID-19の渦中で営業しているのか、していないのか。はたまた営業時間の変更があるのか、どうか?と言った情報は勿論そうですし、欲しい在庫情報なども知りたいですよね。
その様な時、このGoogleマイビジネスは非常に便利です。
ハマケンが大好きなOKストアでも、WEBサイト上や店舗で混雑する時間や営業時間の確認はGoogle MAPでよろしくと伝えています。
お客の立場からすると、今日の今の状態を確認したいと言うのが、今のニーズです。どの様なウィルス感染防止対策をしているかなどを告知することも店への安心感が出て来るかも知れません。
飲食業などでは一日一組限定と言った取り組みなどをスタートしている店などもある様で、1時間人枠など3密を避け、消毒を徹底しているなどのアピールなどもしていく必要がある場合もマイビジネス上で簡単に投稿ができるのです。
»市内飲食店の営業継続にコロナ対策でさまざな取組み、1日1組限定入店やドライブスルーなど | みんなで船橋を盛り上げる船橋情報サイト「MyFunaねっと」
店でどんな取り組みをしているのか?が、今、お客様から一番見られている事を忘れてはならないですし、お客様はさらに透明性があって、最新の情報を求めています。
なので取り組みの内容や、キャンペーン、在庫の情報などは積極的に配信するべきです。伝わらなければやっていない事と同じになってしまいます。
少なくとも感染防止に努め、顧客の事を考え物流に奔走し、お客様に積極的に情報を提供する店舗に対して悪い印象を持つ方は、少数でしょう。
Googleなどではフードデリバリーを顧客にどう伝えるべきかと言ったセミナーも実施している。
»今すぐできる「テイクアウト」や「デリバリー」の情報発信 – ホーム
顧客との接点を強化する。
今、あなたのお店では顧客リストがありますか?
もしくはSNSなどの発信ツールなどで、お客様とのつながりはありますか?
もしそう言った繋がりの場があるのであれば、積極的に情報を発信すべきです。
既に2.のGoogleマイビジネスの箇所でも述べていますが、そう言ったコミュニケーションツールは今こそフル稼働すべきで、店舗の最新情報を発信し、店舗への印象形成をしっかりと作る事が大切です。
AFTER CORONAを見据えた活動も今からしておかなくてはなりません。
外出自粛が明けて、よーいドンでは遅いし、大手のショッピングモールに喰われてしまします。
EC化率を引き上げよう
今回の騒動でECでの消費額は調べなくても解るくらい伸びただろう。
»現金主義の日本に変化も、ネット通販後押し-外出自粛で利用者増 – Bloomberg
ただでさえ、ECの方が伸びていた中ではあるので、このタイミングで自社の売上のEC比率を上げていく施策、もしくは準備を検討すべきです。
飲食に関して言えば、フードデリバリーなどの完成品を売る場合もあれば、食材&レシピ配送と言ったものまであり、新しい飲食店としての動き方が今後はでてくるでしょう。
ECはモノを売るだけが仕事ではありません。ECの本質はWEBでサービスを行うという事です。つまり飲食店としてWEBで出来る事を考えれば良いのです。
例えば料理動画セミナーも良いでしょうし、アフターコロナで言えば、出張シェフなども面白そうです。要は今の様に店が無いと打たれっぱなしになる状況からエスケープできる仕組みを今の内に考えるべきです。それがECに繋がる筈です。
Googleではフードデリバリーなどを開始した際に、どの様にお客に伝えるべきかなどを説明するセミナーなども開催しているので、こちらも是非参加しておきたい。
»今すぐできる「テイクアウト」や「デリバリー」の情報発信 – ホーム
SNSを配信しよう
流石に今の時代でやっていない、と言う所は比較的少なそうではあります。
しかし、あなたのファンは今在宅となっている筈です。
そんな中、いつもと同じ投稿と同じで良いなんて言う事は間違いなくありません。
アフターコロナの1ヶ月は、大きく消費に傾くのは間違いありません。
今の内にSNSを強化して、ファンとの結びつきをより強くしておく事は、絶対に必要です。
なので、SNSを積極的に配信してみましょう。
Googleマーチャントセンターに登録しよう
顧客がGoogleで検索している件数は恐らく増えているだろう。
となれば、Google マーチャントセンターにも商品情報を登録してみよう。
Googleマーチャントセンターに商品情報をアップロードしておくことで、
Google のサービスで情報が表示されるようになります 。
広告連動が簡単にできるので、よりリーチを獲得する為にも一度検討してみてはいかがでしょう。
勿論、在庫の情報などは最新に絶えず変えていく事をお勧めします。
コンタクトポイントの見直し
最後の一つは顧客とのコンタクトポイントの見直しです。
見直して欲しいところは2点あります。
- 今の時期に全く反応がない媒体の閉鎖。そして新たな媒体の検討
- 今出している広告文言の見直し
2つとも非常に重要です。
緊急事態宣言が出て、リモートワークになった時、今まで不必要だったものが沢山浮き出てきました。そしてその余剰を別に回せることにも気づきました。
広告も同じでこの様なタイミングで、全くCV取れない広告は不必要なんじゃないですかね?
また、文言や配置と言ったクリエイティブに関しては、今のこの「不謹慎だ!」と言われやすい時間の中で正しい文脈を捉えているかを再度見直した方が良いかと思います。それもまたアフターコロナに効く筈です。
最後に
と、7つ程書いてみました。
私は飲食業、小売業ではありませんので、本当の意味での苦しさは共感しきれないと思います。ですが逆に当事者でない部分があるからこそ、冷静に海外の記事や事例を読んだり、こうやってブログを書いて提供する事に時間を割く事ができます。
消費者としてこの2ヶ月程様々なECや実店舗を見ていますが、やはり努力している店にはお客が集まり、地域の支えになっているブランディングが形成されて行っていると感じます。
恐らくアフターコロナでも強い店舗、信頼がおける店舗となるだろうとも思います。今は正直、祈っていても仕方ありません。先が見えない事実は変わりません。
であれば、今できる事に精一杯頑張るだけです。
以前から飲食も小売も「伝わらなければ、無いと同じ」と言う事は変わりません。それが緊急事態宣言がでて、よりその傾向に拍車がかかったに過ぎません。
なので、発信しましょう。
全国の小売業、飲食業の皆さん、応援してます。
それでは