こんにちは!ハマケンです。
2回に分けて、最初の塾選びについて書いてきました。
ここからは実際に子供の地力を上げていくにはどうすれば、良いのかを書いていきます。
やる事は大きく分けて2つ。
合不合判定などの模試もついに口火を切った4月となり、実際の志望校に対しての判定を見て、ヤキモキされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まず、現時点においての判定は参考程度で捉えておく事が重要だと思います。
ただし判定テストは受けれる回数が限られていますので、志望校登録は慎重にされる事をお勧めします。
また、受験会場などは志望校で受けれる場合もありますから、受けれる場合は必ずWEBから時報聞きながらピッタで申し込むこともお勧めします。人気校などでの受験はほんの数分で埋まりますからね。受験校で受けることで本番の環境に少しでもなれる方が良いと思います。
さて、実際にやる事としては夏終わりまでに2つです。
子供に小さな成功体験を積み重ねよう。
親として一番焦るのは、正直子供のやる気の部分かと思います。
できていないのに焦らない。
私の体験上、子供のやる気を本気で起こすのは、小さな成功体験です。今回の場合は、目標に向かって進んでいると言う事を体感してもらう事が一番です。つまり模試などで、第三者機関からでてくる数値によって、評価される事は本人を一番やる気にさせるには近くなります。
持ち偏差から随分下の志望校で判定をすると合格率80%は取ってきてしまうので、逆に油断する可能性がでてきます。
そう言った側面からも、志望校登録に関しては慎重にした方が良いです。
行きたいと思える志望校でチャレンジ校、同レベル校に対して判定をかけ、少しずつ合格可能性が増えて行ったり、同日受験者順位が上がっていくと本当にやる気は変わってきますので、お勧めします。
基礎だけは何が何でも仕上げる。
判定テストで、結果を出すために必要な事、ひいては合格を勝ち取る為に絶対に必要なのは、誰に聞いても基礎と言われる筈です。
と言うのが、難関校以外であれば、かなりの割合が基礎から出されるからです。
その為、基礎的な問題を幅広く、絶対に落とさない状態に仕上げることがまずマストです。
夏以降は、基礎の上に積み上げていく問題をやる事が増えていきますから、夏までに基礎を重点的に終わらせてください。
基礎を完璧に仕上げるだけで、間違いなく50前後にはたどり着きます。
私の娘は、四谷系列だったのですが、予習シリーズの要点チェックページを4年から6年上まで算数・理科・社会を毎日コツコツと8月末まで行い、4周は行いました。結果はその時点で合不合判定で4教科偏差が50位になりました。
下の画像は当時使っていった要点チェックや練習問題を学習した履歴を管理していた表です。
空いているマスに問題数と合っていた問題数を記載して率を書き込んでいきます。
お勧めのやり方としては、間違っていた箇所は軽く復習をした上で解法を見ても解らない場合は、塾の先生に聞くと言ったやり方です。
そして一番重要なのは、あまり考えずに次々解いていくと言う事です。
親として一番管理しなくてはならないのは、自分の子供が何に躓いているのか、どこが苦手なのかも知らない状況です。
一通りこの要点チェック表が埋まりさえすれば、正答率が低い箇所は根本的に苦手と判りますし、得意でやらなくて良い箇所をあぶり出すこともできます。つまりどこをやるべきかを把握し、タイムマネジメントをしてあげる事が親の役割であり、勉強しろと言う事は重要ではありません。
この表は絶大な効果がありました。正直子供もどこをどれだけやったかを把握しておらず、闇雲に勉強していたところに一本道が現れた感じです。また、やった箇所が埋まっていく達成感は効果が高かったです。
1周終わったら、次にやる事。
1周終わった後は、もう一度繰り返す訳ではありません。
折角、分からないところがあぶり出されているので、再度復習した上で、間違った箇所のみをもう一度行います。
そして2周目が終わったら、再度間違った箇所を復習し、もう一度。と言う風に薄くどんどん塗り重ねます。
正直3周目までも間違っている問題は本当に苦手なので、徹底的に教え込むことで的確に点数をアップできます。
これを夏までに終わらせないと、本当に大変な事になります。
チャレンジ校が本当にチャレンジできる学校に変化するか、ただの記念受験校としておいておくかは、これにかかっています。
まずは絶対的にこれを行ってください。
算数は計算力が絶対力。
さて、算数は要点チェック以外にも必ず毎日やったことが良いことがあります。
それは計算です。これは受験当日まで続けました。
結果として、夏以降で大問1で落としたことは一度もありませんし、算数は時間内に全問回答をそもそもできない事もざらにあります。
その為、閃いたときに次式に持ち込むまでの速度と正確性は、絶対に必要な力です。
私は、「中学入試によく出るシリーズ」の計算問題を準備して、本当に毎日解いてもらいました。
これも間違った問題をマークすることを忘れないでください。間違いがちな問題は本当にいつも同じミスをしますから、そう言った問題を把握しないと、いつまでたっても直りません。
算数は配点が大きいです。ただの計算問題でも5,6点はあったりするケースもあります。
1問間違えると偏差的には1は余裕で変わるダメージなので、絶対に落とせなませんので、計算力を頑張って上げていってください。
まとめ
さてどうだったでしょうか。
- 子供をやる気にさせる為に、小さな成功体験
- 基礎固めをしっかりと
二つとも当たり前の事ではありますが、どうすれば当たり前を達成できるのか、意外に見当たりません。
私の例は一例ですが、『進んでいると言うのを明示化し、点数で評価される事で子供が間違ってないんだ!と心に思う事』がまずは最重要です。
正直夏でその状態であれば、60前後位の学校までであれば、全然戦えます。
2月の勝者でもありましたが、60以上の学校は壁があって戦い方を学んで鍛え上げないと勝てません。
少しでも参考になればと思います。
良い受験を。
それでは。