こんにちわ、ハマケンです。
最近久々にAnalyticsでユーザーサマリをみたら閲覧者の男女比が男:女=4:6になっていて何か嬉しくなりました。一年前は逆の比率だったし、ブログを開始した当初なんて8割男子でしたからね。
さて今日はGoogleAnalytics第三弾でございます。
以前は分析を開始する前に設定したい「準備編」でした。
今日は準備が終わって実際にAnalyticsを見る前に用語を正しく押さえ直しましょう。
と言う訳で今日は用語集です。
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セッション
Analyticsのセッションとはユーザーがサイトに訪問をして操作を行っている時間を指します。基本的な考えとしてはサイトに訪れてから離脱するまでを一つのセッションの塊として認識しますが、離脱は実際にサイトを離れただけでは無く、30分以上操作を行わない(要は画面放置)場合も離脱と認識して新規セッションとして扱います。(30分と言うのはAnalyticsのセッション時間の設定で変更ができるので注意。)また日付を跨いだ時も新しいセッションとして認識します。
ちょっと具体的な例を示してみましょう。
- UserAがサイトを訪問 (時刻13:00)
- 商品01のページを閲覧(13:05)
- 商品02のページを閲覧(13:10)
- 商品02をショッピングカートに追加(13:15)
- カート内に進む。(13:16)
- 用事で画面を開いたまま離席する。(13:20)
- 戻ってきて再び操作する。(13:52)
この場合、セッションは2になります。
席を離れてから次に操作するまで30分以上開いているからですね。
ちなみにこの場合、2セッション目のランディングページはショッピングカート内のURLになります。
これを知らないとランディングページを分析した時に「いやいやイキナリこのページにこれないでしょ。何かおかしいんじゃないの?」と言いそうになるので注意。
では次。日付またぎの場合。
- UserAがサイトを訪問 (時刻23:55)
- 商品01のページを閲覧(23:58)
- 商品02のページを閲覧(24:01)
- 商品02をショッピングカートに追加(24:05)
この場合も2セッションです。理由としては日付を跨いだからですね。
ちなみに日付はAnalyticsに設定しているタイムゾーンで24時になりますので、注意。
PC上に表示されている時計ではありません。ほぼ一緒でしょうけど。
ページビューとページ別訪問数
ページビューは閲覧されたページの合計と言って良いかもしれません。単純にAnalyticsのタグを埋め込んでいるページが読み込まれた回数を記録しています。例えば商品01→商品02→商品01とページを移動した場合、商品01のPVは2となります。
それに対してページ別訪問数はどうでしょうか?ページ別訪問数は同一セッション上にある範囲ではカウントされません。なので先程の商品01→商品02→商品01とページを移動した場合、商品01のページ別訪問数は1のままなのです。
参照元 / メディア
参照元とは、サイトに訪れる前に居たサイトを指します。
なのでGoogle検索であればGoogle、どこかの被リンクであればそのサイト名が表示されます。
メディアはOrganic、referral,(none),CPCなどが表示される場所。
広告からなのか、Organicなのか、被リンクなのか、はたまたSNSなのかなどを確認することが可能です。
ちなみにオーガニック検索ソース設定をやっていないと結構referral増えますからね。面倒くさいけど、しっかり設定しましょう。
閲覧開始数
閲覧開始数はほぼセッションと同義で使われることが多いですが、若干集計の方法がセッションと異なるので、数にズレが発生する場合があります。
Analyticsにデータを送信することを「ヒット」と言うのですが、このヒットはページ上で発生するイベントによって異なります。閲覧開始数とセッションはどのヒットが発生したときに集計するのかが異なる訳です。
特にイベントの設定などをしていない場合は、ヒットは基本ページビューヒットと言う種類になるので、閲覧開始数とセッションがずれることは基本無いんじゃないかなーと思います。
離脱率、直帰率
では最後に離脱率と直帰率を行きましょう。
離脱率は、対象のページの全PVを母数として、そのページが該当セッション内の最後のページになった割合になります。
先程の例を使うと、商品01と言うページを5日間連続で閲覧したとします。この時点で商品01のPVは5です。その5日間の内、1度だけ商品01を最後のセッションとして記録したとします。そうなると商品01の離脱率は20%と計上されます。
直帰率は、セッションが開始されたページのみでセッションが終了している率になりますので、母数はPVではなく、セッションなのですね。ここら辺でもセッションの塊の持ち方をしっかり認識しておかないと一概に離脱率が高いとか直帰率が高いとは言い切れないですね。
結構お店に例えると解りやすいかも知れない。
ちょっと長いけど、丁寧に書いてみたつもりですが、まとめとして実際にある雑貨屋などを創造するとわかりやすいかも知れません。
雑貨屋で当てはめるとこんな感じ。
・雑貨屋→あなたのサイト
・お客様の数→ユーザー数
・商品→ページ
・お客様の来店数→セッション数
・お客様が商品を手に取る回数→PV数
・来店したけど商品取らずに店を出た→直帰
・商品は手に取ったけど、購入せずに店を出た→離脱
・有名な媒体に店が掲載されたのがキッカケで来店→参照元
例えば、Aさんはあなたの雑貨屋を広告で知った。そして来店しスプーンとフォークを手に取ったけど、購入せずにお店を出てしまった。
ユーザー数:1
参照元:CPC
PV:3(TOP,スプーン,フォーク)
セッション:1
離脱ページ:フォーク(フォークのページだけで絞ると離脱率100%)
直帰率:0%
そして、1時間後に友達Bさんを一人連れてきて、また来店してくれた。
Aさんは再びスプーンを触ったが、結局お店を出てしまった。Bさんは商品を一度も手に取らなかった。
ユーザー数:2
参照元:CPC,none
PV:6
セッション:3
離脱ページ:フォークの離脱率100%,スプーンは50%
直帰率:33%
ルールとしてセッションは30分以上経過してしまうと新規セッションとして判断される事だけは忘れてはなりません。
如何でしょうか?
少しはお役に立てればと思います。
それでは。
以前の準備編は以下からどうぞ。
・Google Analytics設定:準備編 (フィルタで内部アクセスを除去)
・Google Analytics設定:準備編 (オーガニック検索ソース設定)