こんにちわ、ハマケンです。
沖縄では5月11日に梅雨に入ったという事で、梅雨のシーズンが全国的に始まり始めます。九州以東に関しては、5月末から始まり、一番最後の東北が6月中旬と言うのが平年との事。
雨は好きじゃないです。必要なのは解りますが。でも匂いは田舎生まれなので好きです。
さて、今日紹介するのはアイカサです。
アイカサは「スマホ一つで傘をレンタルできるサービス」です。
誰もが経験した事として、「駅で降りたら、雨」→「コンビニダッシュ」→「買ったら止んでる」みたいなことってありますよね。アイカサであれば70円の投資で済みます!
改めて、アイカサについて
シェアリングビジネスは今やファッションや車、モバイルバッテリーなど様々な分野で広がっていますが、アイカサは傘に特化したサービスです。
運営会社は株式会社Nature Innovation Groupで、アイカサは2018年12月にlaunch。まだ2年弱という事ながら、ユーザー登録数は約10万人、設置は東京、神奈川、埼玉、茨城、福岡、岡山となっており、借りれる場所は900箇所を突破となっていて、急成長をしている注目のサービスです。
アイカサのTOPページで設置場所を見る事はできますが、新宿、上野、渋谷辺りが一番多そうです。今後もどう言った場所に設置していくかがカギとなりそうですが、普通に考えて鉄道会社毎の営業活動は最優先となりそうです。バス会社とかも良さそうですね。バスの中とか、バス停とか。
アイカサの使い方はとてもシンプルです。6月上旬からアプリが公開される様ですが、現状はLINEアプリでアイカサと友達になり、傘置き場に行ってからQRを読み込むと解錠コードが送られてくると言うモノ。
決済はクレジットとLine Payに対応している。
現在関東圏でサービス自体のアップデートを行っており、5月31日まで利用ができないが、アプリとなってリニューアルされる。
新しく提供されるアプリでは、簡単にスマホでのタッチやQR読み込みで借りれる様になるので、通勤時の忙しい時でもスムーズに借りる事ができそうです。
それではコスト面を見ていきましょう。
70円/24hと言う安さ。
通勤者にとって、傘を買うシーンで一番多いのは、「突然の雨」だと思います。
当然中には「梅雨のシーズンだから、傘買っておくか」はあると思いますし、「そこそこ大人になったし、そろそろビニール傘は卒業するか」もあると思う。
しかし、一番はやはり「うわ、雨だ」だと。
ビニール傘って、コンビニで良く販売してますが、結構高いですよね。
調べてみると、500円から1500円します。
ちょっと突然の雨対策でのコストとしては高いです。正直移動の雨が防げれば良いだけなので、100均で十分だし、買って所有はしたくないです。
何故なら家に同じ状況で増えていく傘があるから・・。
そこでこの「アイカサ」なんと通常プランでは24時間、70円で借りる事ができます。しかも同じ24時間内であれば何度借りても無料らしく、途中で止んだら返して、また降ってきたら借りると言う様な事も出来る筈。
使い放題プランも用意されていて、月額280円で2本まで同時に借りる事もできます。家に一本おいて、フレキシブルに使えるのを一本としておけば動き良さそうです。
一ヶ月の使い放題プランを2ヶ月使って、コンビニ傘1本分と変わらないのでコスト的にはありです。しかも良いのは、「借りてるので、返して借りたら新品」という事でしょう。
今回のサービスリニューアルで傘もアップデートされている事にも注目。
つまり新しい傘だけではなく、サービスの成長と共に傘も成長していくのです。
そう言った面でも梅雨時期のみ使う、とかでもありなんじゃないかと。
ちなみに気になるのは借りた傘の延滞と紛失、破損です。
まず傘の延滞。
傘を延滞(24時間を過ぎた場合)となっても最大で420円で、その月はストップします。ずぼらな人でも安心です。
次に紛失。
紛失した場合は、買取になります。ヘルプページを引用すると
「買取」手続きは通常料金に加え864円が請求されますが、紛失した傘を再度見つけていただいた際には、ご連絡いただければこの864円は返金させていただきます。
https://peraichi.com/landing_pages/view/ryggh
となっています。
そして破損。こちらもそのまま引用させていただきます。
アイカサの傘が破損してしまった場合は、
https://peraichi.com/landing_pages/view/ryggh
ユーザーの故意による破損を除き、全て弊社負担で修理をさせて頂きますので、お問い合わせよりご連絡いただくようお願い致します。別途金額が発生するようなことはありません。
となっています。
頑張って課題を解決して欲しい
サービスとしては、ビジョンも素晴らしいし、傘にここまでコミットできるのも凄いなと思うので頑張って欲しいです。
課題としては言わずもがな、「設置所の数と供給の数」になるかと思います。
設置の数に関しては、通勤導線上の駅全てに設置は必達目標になりそう。
サービスの最大の売りは「借りて、返せる」です。
その為、借りる場所に困らず、返す場所に困らずが重要です。
個人的には電車の中で持つのが邪魔で仕方ないので、駅から駅ではあって欲しい。ハマケンの通勤経路では途中にはあるのだが、始点と終点になかったので残念ながら利用頻度が少なそうです。値段云々の前にそれが達成できなければ、借りる為に移動したり、返す為に移動すると言う事が発生し、サービスは利用されにくいでしょう。
昨日の記事にも書きましたが、「人は時間を節約したい」と言う事が一番のニーズだと思ってます。お金より時間を節約したい。その為、無駄な時間をユーザーに課すことは絶対にあってはなりません。
もう1つは供給の数。
これは今回のコロナでもよく解りましたが、「普段必要でなく、突発的に必要になるものは、供給が足りなくなることが当たり前」という事です。
特に梅雨と言う時期はアイカサにとっては、毎年訪れるユーザー獲得の一番PRしやすいタイミングです。
実際にユーザーになってもらったとしても、他のユーザーのレンタルにより自分が借りれないという事になっては意味がありません。
どこの場所にどれ位設置しなくてはならないのか、これは大きな課題です。
また新しいアプリでは、QRやタッチで簡単に借りれるようになったとありますが、通勤ラッシュのタイミング且つ、利用者が多い中ではQRやタッチでは多分行列ができてしまいます。
朝は時間がありません。つまり傘のレンタル場所で行列ができてたら、素通りします。先程言った通り、時間の方が優先の為で、下手するとアイカサユーザーなのに混んでいた為、キオスクで買っていくと言う人もいる筈です。
そうなった場合、ユーザー不満は非常に大きくなってしまうので、どうするかは考えなくてはなりませんが、モバイルオーダーに答えはあるんじゃないかとも思います。要はアプリ上でマップをタップして、電車通勤時に予約出来ておけば良いわけです。
傘の在庫数を管理していると思うので、そんなに難しい事ではないでしょう。予約後40分以内とかを予約ロック条件とかにすれば、良さそうです。
と言った所をクリアすれば、サービスを利用する人と利用しない人がくっきり分かれて良いんじゃないでしょうか。正直全員に使ってもらえるサービスを目指すは絶対にないですよね。多分、傘の種類増やしてほしいとか色々言われる事多いと思いますが、最初はそれは無視して課題解決した方が絶対良いでしょう。
コラボ広告なども含めて色々出てくるとは思いますが、設置数増やせてユーザー数増やしてからの方が、話としてはスムーズだし。
という感じで
紹介してみました、アイカサです。
面白そうだし、頑張って欲しい。
こう言ったサービスは既にある場所(小売店や飲食店)との相性が良さそうです。理由としてはクリック&コレクトと同じ考えではあるのですが、「ついでに」は時間を節約できるという事と、小売店や飲食店からすると「立ち寄ってもらう理由になる」と言うのは多いのです。
コンビニのトイレ借りるのに、借りるだけの人っていらっしゃると思うんですが、中には借りたし、「ついでに何か買ってくか」って居ます。
昨年のForbesの記事ですが、アメリカでは消費者の85%が商品受け取りのついでに別の商品を買うと言う報告もあります。
»米Eコマースの新潮流「クリック&コレクト」は小売店の追い風に | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
つまり、「お店に何らかしらで行く理由を作り、導線を作る」と言う内容は設置場所を増やすのに一番良いアクションです。
PayPayなどのキャッシュレスの波の時も、PayPay対応店舗ってCP中集まってましたよね。今だと喫煙できる飲食店舗って軒並み消えたから「喫煙可」の飲食店ってそれだけで集客力ある訳です。そんな感じでお店に行く理由を一つでも多く小売店や飲食店は欲しがっている筈です。
と、そんな事を色々考えながら褒めたり、提案したりしてますがハマケンは全くの無関係です。いつか話を聞いてみたいですね。
それでは。