【後編:インタビュー】新しくなったCoiney(コイニー)のオフィスに行ってきたよ。

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こんにちわ、ハマケンです。
先週の『【前編】新しくなったCoiney(コイニー)のオフィスに行ってきたよ。』に引き続き、
Coiney特集第二弾です。
今回は代表の佐俣さんにインタビューさせていただきましたので、そちらをどうぞ。
緊張したー。w

Coiney(コイニー)- お店のカード決済をスマホでかんたんに

この一年を振り返って


今日はお時間をいただきましてありがとうございました。
早速ですが、Coineyは2013年の4月にローンチして早くも一年が経ちます。
一年前と比べて一番変わったこととかありますか?

 佐俣さん:
 当初はターゲットとしてアーリーアダプターを狙っていたんですけれども、
 結構レイターに早く広がっていった事は当初予想していた動きと違いました。
 
 先日公開したインフォグラフィックスにも出しているんですけれども47都道府県に広がっていて、
 年齢も30代から40代が多いんです。20代より60代の方が多いのも特徴的ですね。

20代より60代の方が多いのは面白いですね。そして全ての都道府県で使われているのも
素晴らしいですね。結構広がっているんですね。

 人口統計と同じ広がり方ですよね。
 あと年齢はお店をやられているオーナーさんがその年齢の方々が多いんですよ。
 
 利用者の内、男性が8割になりますので、Coineyの利用者ユーザーは
 40歳代の叔父様達となります。(笑)

成程。そうなんですね。サービスも広がっていった一年だったと思いますが、今回引っ越した理由って言うのはどう言った理由なんですか?

 オフィスに入らなくなったっていうのが(笑)
 人が増えすぎて、前のオフィスの最後とか結構な人数になっちゃって、これはもう限界ってことで。

恵比寿、良い場所ですねー。

 そうですね。駅からも近いし。

ここは初めは何にもなかったんですか?

 何にもなかった所です。施工の段階から入らせていただいて好きにした結果がこうなりました。

以前この記事でみたんですが、Coineyリーダーのデザインは佐俣さんが一番こだわった
と伺っています。今回のオフィスでもこだわったんですか?

 実は今回のオフィスで私のコダワリは2点だけなんです。
 このサービスやっているとお店の立場でサービスを触ることって滅多にないんですよ。
 
 普段お店をやっていないので、プロダクトを触っていても何となくテストしたりとか。
 
 なので、オフィスの中でユーザーとして使える場面を創りたくて、例えばドリンクを
 有料にしているんですけど、そこで日々サービスに触れるっていうのは一番こだわって
 創った場所ですね。
 
 で、もう一つは創るものがすごく多い会社で、チームが分担されているので、
 コミュニケーションを増やすために、柱などを置かず抜けた執務空間を作ったことですね。
 後は結構デザイナーに任しちゃいました。
 
確かに先程執務エリアを見させていただいた時、見晴しが良いなーと思いました。

 当初は結構間取りも使い難い感じだったので、ブチ抜いて机も長い一枚板を
 置いちゃって人が増えても大丈夫な様にしました(笑)

良いですね。一年で会社の規模も大きくなってきたんですね。
Coineyのスケール具合について教えてください。

 まだまだと言った所です。今日常生活をしていてサービスに出会うことってあんまり
 無いと思うんです。そう言った点で考えると、「まだまだだな」と。

佐俣さんが指摘する現状の決済の問題点とは


成程。先日セミナーでお伺いしたんですが、日本ではクレジットカードの利用率は
10%強だと。その背景としてそもそも使える場所が少ないよねと言うのがあったと思う
のですが、小売店にとってクレジットカード決済導入の一番のハードルとは何なのでしょうか?

 まずは端末が高いこと。さらに手数料も高く、経済条件として合わない。
 後はキャッシュフローが遅い。なので高いし、遅いと言う事で小さいお店にとって
 あまりメリットを感じれなかったのが今までの決済サービスなんじゃないでしょうか。
 導入も時間がかかりますしね。
 
 実は手数料も明示化するので幾らで使えるか解りますとなってきたのは実は
 この一年なんですよ。
 
 それまではブラックボックスになっていて、手数料が色々な書類を出してから
 じゃないと解らなかった。それが結構各社クリアになってきたのは、大きな変化
 だと思うんです。
 
 後はキャッシュフローも段々早くなってきたので、大分近づいてきたのかなと。
 
以前Coineyはキャッシュフローが若干長めでしたが、2013年8月に入金サイクルを
月6回に変更しましたよね?これによる変化とか反応ってあったんですか?

 実はそんなにお客様って引き出さないんですよね。

 何故かと言うと、いつでも引き出せる権利があるっていうのはお客様に
 とって非常に重要なんですけど、仮に日本の個人事業主の平均年商考えると
 大体1500万円くらいなんですね。
 
 カードの利用率は10%強じゃないですか?
 月間で割ると12万円くらい、デイリーで考えると5000円位。
 5000円足りなくてお店回している人ってそうは居ないんですよね。
 
 ユーザーの引き出し回数を全体で馴らしていくと、想像以上に少ないんです。
 これは想像の通りでしたね。なのでお客様が最初にサービスを選ぶ基準と言うのと
 実態と言うのは少しイメージがずれているんですよね。
 
成程ですね。Coineyがローンチしてからあっという間にSquareや楽天が参入したり、
元々Paypalが居たりして、結構利用率とかの0.01%を巡る戦いに巻き込まれて行きました
よね。最近はそういった数値面より、POS連携や会計ソフトなどの連携と言ったアライアンス
の話が多いですよね?

 そもそも0.01%の戦いって不毛だと思っていて(笑)
 あまりそういった戦いをしたくないんです。
 仮にお客様の月間取扱高が15万円だとして、この0.01%って15円ですよ。
 そこに勝負をかけるよりは、もっと付加価値を出していくサービスにしたかった。
 
 我々で提供できるサービスの範囲は限られるので、パートナーさんと組んでチャネルを
 増やしたり、機能を増やしたりと言った方がお客様のメリットにはなるんではないかなと
 思っています。
 
 よく入金サイクルでも比較をされますが、先程も言った通り現状はCoineyのユーザー様
 の中では問題無いサイクルで動いていると思っています。
 
 勿論もっと短くする努力はするんですが、逆に我々が翌日に振り込むからと言って返金を
 翌日以降できなくしますとか、急にアカウント止めますとか、そう言った事はしないので
 猶予期間がある分、お客様とお話ししながら安全にお使いいただける様になっています。
 
今Coineyを利用する際に審査があると思うのですが、審査は従来通りのレベルで
審査期間が2営業日に圧縮できている状態なんですか?

 そうです。審査においてやっている事は同じです。
 審査基準自体は従来より徐々に広げていっています。
 例えば新しくお店を持たれた方とかに利用していただきたいので。

アクワイアラーとしてクレディセゾンを選んだ理由とは。


確かに開業前の方にはCoineyの導入障壁はかなり低そうですね。
ちなみにコイニーのアクワイアラーはクレディセゾンだと思うのですが、
セゾンを選んだ理由を教えていただいても構いませんか?

 セゾンを選んだ理由は、動きが早い会社だからと言うのが一番の理由です。
 セゾンは林野さんのリーダーシップが強く、かつ非常に風通しが良い会社なので、
 とてもスピード感高く、動けるのではないかと思いました。
 
 あとセゾンはこれまで革新的なプロダクトを創ってきた会社だと思っていて、
 例えばクレジットカードを無料で発行するっていうのはセゾンが最初なんですよね。
 
 新しいサービスを考えるマインドっていうのがある会社で、
 そういう面でも一緒にやれれば良いなと思いましたね。
 
相性と言う面では良さそうですね。
新しいプロダクトに対する嫌悪感や参入障壁にもなりにくそうですし。

 そうですね。

スマホ決済ビジネスが抱える問題点とは。

スマホ決済が話題となって一年くらいが経ってきて、また新たに食べログPayなども参入してきました。盛り上がっている面もあれば、スマホ決済ビジネスならではの抱えている問題などもあれば教えてください。

 やっぱり認知ですかね。このサービスってネットワーク外部性が効きにくいんですよ。
 例えばクラウドで発注書のやりとりが可能なCOREC(コレック)みたいなサービスであれば、
 発信側と受け側の両方でネットワークを構築して、お互いに認知して広がっていくと思うんです。
 
 それに対してスマホ決済系のサービスは受け手側を全部用意する代わりにコンシューマ側を
 取り込む体制に、敢えてしていないんですよね。
 
 なので使ったからと言ってこの体験をシェアしたくなるかと言うとまだそれには至っていない。
 それを実現しようと思うと一つ一つ開拓をする必要があるので、認知をあげていくというのが
 各社悩んでいる所なのでは無いでしょうか。
 
 どこかでキャズムを超えた時には一気に行くとは思うんですけどね。
 
そういった面では2020年は結構狙い目ではありますよね。

 そうですね。海外から沢山お客様いらっしゃるってなると、クレジットカードをどうやって
 対応していくんだって言う話には当然なるし、一つ締切があるとそれに向かってみんなが意
 思決定を進めていくので、動きは出てくるかなと思います。

Coineyと電子マネー。

ちなみに日本っておサイフケータイとかの利用率も比較的あると思うのですが、
ここら辺ってCoineyで支払いが出来るようになったりとかしませんかね?

 現状はやっていないんですけど、技術レベルで対応と言うのは「つくればできる」
 と言った感じですね。

 やる、やらないかは前提としてありますけど、今はまだクレジットカードにフォーカスしたいと
 思っています。

進化していくCoineyのWEBページ


当初のページは結構上から下にスクロールする事によってストーリーが展開すると言った、
個人的には結構センセーションを感じたページだったんですが、今は利用者押しのページに変わっていますよね?
変更しなくちゃいけない時期ではあったんですか?

 やっぱり昔のあれってインパクトはあって良かったんですけど、何回も見る様には創っていないので、
 お客様の為を思うと静的なページの方が良いのかなと思うことが1つ。
 
 あと昔と利用者層がより地方の45歳以上の男性が増えてきている事とやっぱりIEの利用率も
 高いので汎用的なクリエイティブの方がしっかりと伝えなくてはならない事が伝えられるかなと。
 
 インタビューが多いのは、お客様はやはりお客様の声もって判断されることが多いので、
 事例が沢山載せられる様にと言う意図ですね。
 
確かにあの様に沢山事例が出ていると安心感にも繋がるし、「自分ゴト化」を進める上でも良いですよね。

 だから今後もっとベタな感じになっていくかも知れませんよ。(笑)
 本当はもっとインタラクションがあった方が格好いいかも知れないんですけど、
 インタラクションがあったからと言ってもコンバージョンに結び付く訳でもないので。
 
 きちんと欲しい情報があるかどうかの方が重要だと思います。
 
それ面白いですね。以前THE BRIDGEでスクーの森さんの記事を読んだんですけど、森さんは「インタラクションがなかったらリピートしてくれることはありません。」と言っていました。

 Coineyの場合はアプリケーションの手前で、製品サービスページになる訳ですよね。
 その場合は静的なページの方が良いと思っていて、ログインをした後のアプリケーションや
 モバイルのアプリケーションはインタラクションがあった方が良いと思うんですよ。
 
 スクーの場合はコンシューマ向けと言う事もあってアカウントを作る事自体は、
 スモールビジネスオーナー向けよりかはハードルが高くないかもしれません。
 ただ、その後はやっぱりコミュニケーションが重要なので、
 スクーはその後のインタラクティブ要素を強めてると思うんですよね。
 
 CoineyのWEBサイトはともかく、今後アプリケーション上はそうなってくるかなと思います。
 
成る程。
製品サービスに関して言えばベタになればなる程、良いと言える面も多々あると言う事ですね。

 そうですね。利用者層に刺さるページを創るのは難しいですよね。
 カッコイイからって言っても売れる訳でも無くて、安心感がどこにあるかだと思うんですよね。
 かと言って『自分達が創っててカッコイイと思わないプロダクトは創りたく無い訳で。』
 
良いですね!WEBの管理画面も変えましたと言う事ですが、以前の管理画面もそこまで使いづらいモノではなかったと思うのですが、今回思い切って変えた理由はなんですか?

 初期の頃ってあまりデータが無いので、それで良かったんですけど、データが増えてくるにつれて
 外部システムと連携要望が増えてきたのでそれに対応できるモノを用意したことですね。
 
 敢えて情報量を少なくして見やすくしていたと言うのがあるんですけれども、
 お客様も随分慣れてきた時に、情報を増やしても大丈夫な状況が生まれてきたので、
 今後ももう少し足していく感じでは考えています。

CoineyはSDKも公開していたりしていますよね。
個人的にはそれがCoineyの強みだと捉えています。
例えば自社で構築したサービスにOEM的な感じで決済にCoineyを忍び込ませられる。
他社の色が自分達のサービスにつかないって言うのはかなり良いと思うんですよね。

 そうですね。SDKは結構引合いが強いので拡散していきたい所ではありますね。

秀逸なCoineyリーダーのデザインについて


成程。ありがとうございます。
Coineyのリーダーについてなんですが、よくこれから造ろう!って言う所からスタートしましたよね。

 なんか造りたくなったんですよね(笑)
 あと造れそうな気が当時したんですよね。

 雑貨屋とか行くと小さな家電とか並んでるじゃないですか?
 一つ位なら造れるじゃないのかなって(笑)
 
中々発想ぶっ飛んでますよね(笑)

 当時そこまで考えてなかったんですよね。
 やってみたら大変さがスゴイ解りました(笑)

当時まだ日本にこう言った製品が無かったのに、よくイヤホンジャックで出来るんじゃない?って発想になりましたね。

 その点で言えば、アメリカやヨーロッパでは既に前例があって技術的に可能っていうのは
 解ってたんですよね。

 だけどどう造れば良いのかは解らなかったので、電子回路見たりして・・。

電子回路見て?!(笑)

 専門的に見れる担当が見て造っていったって感じです。
 最初のプロトタイプとかもっと大きかったんですよ。
 やり方が解ればどんどん小さくして行けるので、今の大きさになったんですよ。

今後のCoineyについて


貴重な話ありがとうございます。
最後になりますが、短期的な目標と中長期的な目標をお伺いしても宜しいでしょうか?

 短期的には、多くの店舗に今のサービスを届けるということです。
 今期10万リーダーと言う数字を置いていますので、それが短期目標。
 
 中長期で言うと、方向は2つあります。
 1つは中小企業はまだまだIT化されていない事が多いんですよね。
 
 それらをビジネスが効率に回るサービスをどんどん提供していく。
 自社で開発するのか、パートナーと取り組むのかは色々なケースがあるとは思うのですが。
 事業者を支援していく事を沢山やりたいですね。
 
 もう1つはそれがちゃんとインフラとしてネットと融合してくればコンシューマと
 マッチングしていく事ができると思う。
 
 でも先程言った通り事業者側のIT対応がかなり遅れているので、そこが問題ですね。
 そろそろ事業者側にインターネットの波が来てほしいです(笑)
 
 ネット業界に居ると当たり前に思えていて、様々な事がネットで完結すると思いがちなんですが、
 ネット業界の外になるとそうでは無いので。
 
 インターネット上にデータを上げていくという事は当面やり続けたいなと思っています。
 まだGoogleですら持ってない情報が一杯街には溢れているので、
 そこに一番価値があるんじゃないかなと思います。
 
あ、ちなみにCoiney(コイニー)って名前の由来知らないんですけど。(笑)

 CoinとMoneyの造語なんですよ。
 なのでeが入っているんです。
 Mの字無いですけどね(笑)

おー、成程!納得です。
お忙しいところ、ありがとうございました!

あとがき

2013年はかなりスマホ決済が話題となった年でしたよね。

まだまだ使える場所が少ないと言う背景もあるので、カード決済利用率が上がらない問題は
ありますが、佐俣さんも言われていた通りキャズム超えした瞬間にスケールしていくんだろ
うなと思いました。

スマホ決済会社はかなり増えてきましたが、利用率や振込の期間などでサービス選定をする
のは実運用で使っていく面では影響力は少ないのかなと感じました。
確かに15万で0.01%違うって15円ですからね。

スマホ決済サービス単独だけではなく、POSレジや会計ソフトなど小売店のインフラを支えて
いるサービスは増えてきています。

なので、点より面でどういったベネフィットが利用者にあるのかで判断する必要がありますね。

ただしスマホ決済は重要なお金の部分になります。
なので敢えて基準を設けるのならば、どれだけ安定して使えるのか、そして安心して使えるのか。
どれだけユーザーの声を傾聴し、期待に応えてくれるのか。

そういう面では色々お話を聞いた中でアクティブサポートや振込期間に敢えてスパンを設けている
ことを逆にユーザーメリットとして還元していたりするCoiney。かなり良い感じです。

突然のお邪魔にも関わらず、優しく受け入れてくれたCoineyさんに感謝です。
本当にお呼び立てしていただいてありがとうございました。
今後もこう言った機会を増やしていきたいですね。

ハマケンに遊びに来るついでに、ネタ書いてけよっていう
優しい企業の皆様、いらっしゃったら是非FBなどでDMをください。
Coineyさんで受けが良かったマル秘お土産をお持ちいたしますよ。

それでは。




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ハマケン Hamamoto Kensaku

会社員ブロガーです。スタートアップやマーケティング、個人的に面白いなと思った動画をアップしていきます。最近は薄毛をどうにかリポジショニングできないか考えています。お気軽にフォローをお待ちしておりますー。



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