こんにちわ、ハマケンです。
当ブログで長い期間一番読まれているのが、オリジナルブランドを作成するサービスを紹介している記事。
»オリジナル商品が簡単に自分で作れるサービス7選! | 60-minutes.biz
6年も前にあげた記事でありながら、今でも一番読まれているのはSNSでの発信のしやすさであったり、D2Cの流れが非常に強くなっていることを意味しているのかなとも思います。
つい先日も丸井がD2Cの新会社を発表をしたりと、流れは加速していきそうです。
»丸井がD2C支援特化の新会社 資金から人材まで全てをサポート | WWD JAPAN.com
残念ながら6年前にあげた記事に書いてあるサービスの半分は現在終了となっており、(個人的にはSTARtedが終了していたのが残念ですが)新たにいくつかを紹介しようと思った訳です。
それでは行ってみましょう。
Advertisementnutte(ヌッテ)
まずはnutteさんのご紹介です。
nutteさんは、依頼をしたい方と職人さんをマッチングを行い、縫製から納品までが管理できるプラットフォームです。
依頼は非常にシンプルです。
- 会員登録
- WEB上に現物、写真、型紙などを元に依頼表を作成。
- 依頼表をみて、職人さんが応募をしてくるので、応募があった職人さんの中から、契約を行います。
- 職人さんと相談しながら制作過程に。
- 納品
詳細なフローは以下をご確認ください。
支払いのタイミングと、特定の職人さんを指定できるのか?と言う所です。
支払いのタイミングは契約成約後5日以内に PayPal、後払い、銀振のいずれかで行う様ですね。
特定の職人さんに依頼したい場合は、 依頼の際の件名に職人さんの名称を書いてくださいとの事。
手数料はいくらなのかと言うと、nutteが成約金額の20%との事なので、20000円で職人さんに依頼した場合は24000円が成約金額。その他資材や送料などもかかるので注意してくださいね。
相談次第と言う事もあるので、普通に縫製工場発注の要件に満たない場合の作成を依頼したい場合などには一番使いやすいのではないでしょうか。
個人的にこのサイトですごく良いと思った箇所は2点。
- 職人さんの手の空き状況を確認できるという事。
- 職人側、依頼側どちらの評価(レビュー)が確認できる事。
手の空き状況を確認するだけで、あ、やっぱこの職人さん人気なんだとか自分の主観だけではない指標を依頼者側は手に入れる事ができますし、これがないと職人さんは受動うけっぱなしで、本当に忙しい時にわざわざお断りのメールをしないとダメだし、予約をとろうものなら管理も大変。なのでこの職人側の機能は素晴らしい。
そして評価機能。
ありがちな部分ではあるのですが、レビュー機能はで失敗したくない体験を大きく求めているサイトにはかなり効きます。そしてレビュー機能を実装したならば必ずつけなくてはならないのが、レビュアーの評価機能なのです。
多数の依頼者が職人にレビューをつけるだけだと、そのレビュアーの信頼度が無い限り信用はできません。nutteでは依頼者側の方に対しての評価も見る事ができ、レビュー機能の信頼性を担保しているのです。
良くできたサイトでおすすめ。
»あなただけの縫製工場「nutte(ヌッテ)」 | あなたの「縫って!」を叶えます
sitateru(シタテル)
さて、お次はsitateruさんです。
先程のnutteとの違いで言うと、大きく違うのは以下の2点です
- sitateruのコンシェルジュと共に進める
- sitateruに発注を行う
つまりnutteの場合は、マッチングに重きを置き、途中の間には入らない中間流通モデルに近いのと対象にsitateruは最初の相談段階から納品段階まで入ってしてくれると言う所。
となると気になるのは手数料ですが、サイト上には記載有りませんでしたが、恐らく案件によって、一律の料率と言う感じではなさそうで、案件ベースで異なりそうです。
コンシェルジュと言う形ですので、非常に時間がかかる案件などのバラツキがあることを考えると現状は案件ベースなのかも知れませんね。
sitateruは最低ロットが50からという事ですので、ちょっとスタートアップには厳しいかも知れませんが、コンシェルジュがついているのは嬉しい事です。
フローに関しては以下をご確認ください。
SD factory
さて、お次はSD factoryです。
実はこのサービスは私が勤めるラクーンコマースで提供しているサービス。
結構前からリリースしているサービスで、メディアなどからの評判も上々のサービスです。
ただ、nutteやsitateruと違う所は「マッチングのみ」と言う所です。
ラクーン自体は決済など以外に関しては、あまり介入をしない形をとっていますので、手数料などが非常に安く提供が可能となっています。
リリース時のプレスが解りやすいので、詳細はそちらで。
»日本のモノづくり力を支えてmade in japanを国内外へ!日本国内のアパレル工場・パタンナーとメーカーをマッチングする、「SD factory」をスタート
paintory
最後にご紹介するのは、paintoryです。
paintoryは今までご紹介したサービスとは、異なります。
どちらかと言うとsuzuriとかに近いですかね。
なので、オリジナルの商品をつくりつつ、そのまま販売が可能なD2Cとなってます。
paintoryは、誰もが簡単にプライベート・ブランドを始められるカスタマイズウェア・サービスです。paintory上でクリエイトした洋服にはブランドのオリジナルタグがつき、1着から購入&販売することができます。
https://paintory.com/
一番のメリットは在庫が不要という事です。
販売後の決済、出荷も全てpaintoryが行ってくれるので、副業として自分のブランドロゴを付けた商品を展開したい場合はベストな選択肢の一つと言えそうです。
まとめ
と言う訳で4つ程サービスを紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?アパレルをつくるとなった場合、以下の点をまずは考える事をお勧めします。
- 細部にまでこだわった服をつくりたいのか。
- 自分でパターンは引けるのか
- 初回のロットはどれ位を意識しているのか
- 販売はWEB?実店舗?
服をこだわって作りたい場合、絶対的にパターンから作成する流れになりますので、その場合はpaintory以外となりそうです。パターンが引けない場合にパターンナーと相談しながら作りたい場合は、まずはパターンナーから探すなどの順序も意識しないとダメです。
パターンナーと知り合うと、既につながりがある縫製工場を紹介してもらえたりもあるかも知れません。ただその場合は、ロット数や支払い条件などの確認、個別での契約書処理など煩雑な作業も入ってきます。
なので、まずはこのサービスがお勧め、と言うのはありません。
予算、販売計画、それに向けて自分が割ける時間などを考えた上で最適なサービスを選択する事が重要ですね。
オリジナルで踏み出す方をハマケンは応援しています。
頑張ってください。
それでは。