こんにちは!ハマケンです。
先月非常にメディア露出で話題になったサービスですが、その頃は2020年1月開始となっていたもののまだ検査病院がでていませんでした。
今見てみたら、いくつか病院が表示されていましたので、ご紹介をさせていただきます。タイトルにもありますが、たった一滴の尿から15種類ものがんを簡単に、安価に発見できるとしたらどうしますか?しかもたったの9,800円で。
そんな素晴らしいサービスをご紹介します。
まずは動画をどうぞ。
がんは日本人の死因としては、この数十年ずっと1位で、3人に1人ががんで最期を迎えています。がん対策として一番重要な事は何か?
それは早期発見と言っても間違いではないでしょう。
がん検査で用いられるのは腫瘍マーカー。
腫瘍マーカーのとても残念な点と言うのは以下の点です。
- 腫瘍それぞれの部位で検査を受けなくてはならない
- 費用は1種類数千円ほどかかるので、網羅するためにはコストがかかる
- バリウムや内視鏡、CTなど体に負担も大きく、時間もかかる
- がん細胞からの微量なたんぱく質をマーカーするので、早期がんは発見できにくい
N-NOSEはステージがどれくらいかは、判断することはない1次スクリーニングと言う立場なので、腫瘍マーカーと比較するのは少し違いますが、目的として早期がんを発見すると言う一点に関しては上述の問題点をクリアしています。
どんながんの種類がわかるのか。
発見できるがんは2019年9月時点で15種類とのことです。
- 胃がん
- 大腸がん
- 肺がん
- 乳がん
- 子宮がん
- すい臓がん
- 肝臓がん
- 前立腺がん
- 食道がん
- 胆のうがん
- 胆管がん
- 腎がん
- 膀胱がん
- 卵巣がん
- 口腔・咽頭がん
N-NOSEは線虫を使って検査を行います。
もともとアニサキスで胃痛で来院した患者さんの摘出をしたところアニサキスが食いついている個所に早期の胃がんが発見されたことがきっかけだったそうです。
昔犬がガンを発見したという話、ありましたね。
特別な匂いをやはり発しているのでしょうか。
線虫のC・エレガンス君は尿の中から匂いを嗅ぎとり、がん患者の尿には寄っていき、健康体の患者の尿には寄らないという優れもの。85%の感度でがんと判定し、85%の特異度でがんではないと判断できるのだから、これはすごい。
N-NOSEの使い方
N-NOSEは、一次スクリーニング(がんのあり、なし)を判断するためのものです。つまり15種類のがんの内、どれかに85%の可能性で該当する、しないを見極めるもので二次スクリーニング的な、どのがん種かを特定する事はまだ至っていません。
ただし冒頭にも述べていた手間がかからず、金銭的にも負担がなくがんの有り無しを判断したいという目的は十分にかなえられるのです。
しかもステージ(0~1) の早期がんが見つかるんですよ!
現在二次スクリーニングのがん種特定のためのマーカー検査は開発中とのことです。がん種が特定されればそのがんにおける精密検査と治療をいち早くすすめることができるので、是非期待したいところです。
現在N-NOSE取り扱い施設は関西と関東で計4病院。
春頃には7つになるそうです。
N-NOSE:取り扱い施設
是非みなさんも受けてみてはいかがでしょうか?
それでは。
(参考)
N-NOSE
HIROTSU BIO SCIENCE