こんにちわ、ハマケンです。
中国での11月11日は「独身の日」という事でEC界隈ではAlibabaが1.7兆円、ユニクロも114億円を売り上げたとの事で話題になっています。
昨今国内では中国からの観光客の「爆買い」が注目されていて、多慶屋のインバウンド対策やドン・キホーテの施策などはよくWEBでも目にします。中国の爆買いは、どの商品にも起こり得る事なのでしょうか?個人的には起こり得るとは思いますが、一つ爆買いの必須条件があります。
それは中国人観光客の爆買いリストに名を連ねると言う事です。
色々聞いてみると「来る前に買うものは決まっている」との事なので、如何に爆買いリストに載るかどうか、そしてその商品を目につきやすくしておくかが重要な訳です。
ではその爆買いリストに載るにはどうしたらよいのでしょうか?
さて、そんな中「神薬12」と言うキーワードが気になりました。
神薬12は中国の大手ポータルサイトの捜狐で「日本で買うべき12の医薬品」と言う記事で広まった商品になります。
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神薬12
医薬品になりますが、以下の12個。
ピンクの熱さまシート こども用 増量 (12+4枚)×4個パック
中を見ていくと小林製薬の商品が目立っているのが気になります。
神薬12に見える中国へのマーケティングの突破口
やはり中国の方々と密にコミュニケーション取り、書いてもらう、広めてもらう。
これに限るのではないでしょうか。
もちろん店舗やECで現地に併せた決済などのプラットフォームや免税対応は然るべきかとは思いますが、まずはリストに載ることを最優先に進めるべきかなと。
今話題の「シャオミ 爆買いを生む戦略」でも書かれていましたが、シャオミのCEO雷軍は、「口コミ」を重視をしたとあります。ユーザーを参加させ、体験してもらい、周りに訴求する。「ファンの力で豚でも飛べる」と言うのはまさに中国におけるマーケティングの核をついているのかなと思います。
参考:
シャオミ 爆買いを生む戦略
中国ではGoogle、Facebook、Line、TwitterそしてYoutubeすら規制で閲覧をすることが困難であり、中国のSNSと言えばweiboとWeChatになるでしょう。そして動画コンテンツではYouku、iQiyiが挙げられます。
今年の春頃に@cosmeのistyleがTmallに出店したことが話題になりましたが、istyleはその前からYouku、iQiyiに連動し動画で中国国内の人にファンを形成する事に成功しています。
参考:「1対1の人間関係づくりに情熱を」アイスタイルが中国市場にアジャストできた理由 | HRナビ by リクルート
さらにリンクの記事内にもありますが、中国国内で信頼を勝ち取るには1対1でのコミュニケーションを密にしていく事が重要であり、小さく濃度が濃いファンを獲得し、継続的にコミュニケーションを築いていく事が一番重要なのかなと思いました。
まとめ
中国の需要を取り込む手段を個人的な視点でまとめてみます。
・今売れているる商品やカテゴリを充実する事は最優先ではない。
・爆買いリストに載ることを、逆算してマーケティングの戦略は練るべき。
→爆買いリストに乗れば、価格や言語の壁は超えてくるポテンシャルはあるとみています。
・中国の方とのコミュニケーションを図れる仕組みを用意する。
・中国のの方々に書いてもらえる、広めてもらえるマーケティングが有効。
多少無理な要望もあるかと思うし、日本の顧客に比べるとコミュニケーションの煩雑さと言うのはあるかも知れませんが、中国の需要を掴むにはまず信頼を勝ち取ることが重要です。
決して焦ってTmallに出展やAlibabaグローバルパスポートに出れば何とかなるとは思わない方が良いかと思います。
参考になればと思います。
それでは。